鹿角市の大圓寺は1522(大永2)年の開創と伝えられ、スギが並び立つ山腹に鎮座している。かつては参道を挟んで2本のスギの大木が立っており、「寺の門杉」と呼ばれて大切にされていたというが、うち1本は江戸時代中期の洪水で流失したという。おそらく、本堂も倒壊したという1768(明和5)年の大洪水ではないだろうか。
もう1本は現存しており、県の天然記念物に指定されている。相方を失ったとはいえ、高さ42mの堂々とした姿は十分に見応えがあった。
指定:県指定天然記念物
所在地:秋田県鹿角市十和田大湯和町147 大圓寺境内
樹種:スギ
樹齢:推定2,000年
樹高:42m
幹周:9m
撮影:2001年
所在地:秋田県鹿角市十和田大湯和町147 大圓寺境内
樹種:スギ
樹齢:推定2,000年
樹高:42m
幹周:9m
撮影:2001年