現象|テーブル下の無数のすり傷
ふと気づくと、フローリングに無数のすり傷が付いていたら・・・ショックですよね。なぜこのように無数の傷が付いてしまったのでしょう?今回は、「無数のすり傷」が付いてしまった原因とその予防方法、さらに、傷の程度による直し方をご紹介します。
原因
今回の場合、原因は椅子の脚で砂や食べかすなどの異物を引きずってしまったことです。
椅子脚の裏に異物が付いていることに気づかず、傷が広がってしまいました。
予防法
✔椅子脚の保護用ソックスを履かせる
✔椅子脚の裏にフェルトを貼る
等で椅子脚の裏を保護することで、引きずり傷が付くのを防ぐことができます。
※ただし、保護具にゴミが付いた状態で引きずると同じように傷が付いてしまいます。時々、保護具のそうじも行うようにしましょう。
直し方
傷の程度や範囲によって、自分で直せるのか業者に依頼するのかが決まります。(下図参照)
今回の場合は広範囲にわたる傷だったので、フローリングのピースを部分的に削って新しいピースを張り付ける「ピース張り替え」を行いました。専門業者でないと行うことはできませんので、施工会社を通じて専門業者に連絡を取り、補修してもらいましょう。
自分で直せる! | 業者に依頼 | |||
傷の程度・範囲 | 『細かい傷』 | 『軽微な傷』 | 『軽微な凹み傷』 | 『広範囲・大きな傷』 |
補修方法 | ▼ワックスがけを行い、傷を目立ちにくくする ▼床用ブラッシュペンを使用する >傷の補修方法はこちら | ▼床用ブラッシュペンを使用して傷を目立ちにくくする >傷の補修方法はこちら | ▼補修パテを使用して傷を埋め、目立ちにくくする >傷の補修方法はこちら | ▼部分的にフローリングを剥がし、新しいものに張り替える『ピース張り替え』を行う |
メリット | ▼ワックス効果で小傷や汚れが付きにくくなる | ▼補修が簡単 ▼自宅で自分で直せる | ▼補修が簡単 ▼自宅で自分で直せる | ▼傷が完全になくなる |
デメリット | ▼部屋全体にワックスがけが必要 ▼定期的にワックスがけが必要 | ▼インクが取れてくると傷が目立ってくる | ▼経年で色差が生じ、傷が目立ってくる | ▼専門業者でないと行えない |
※すり傷や軽い凹み傷であれば、ワックスやホームセンターのDIYコーナーでお買い求めいただいた補修道具を使って、自分で直すことができます。
重量物を落とした時などにつく大きな傷や広範囲にわたる傷などは、専門業者でないと直すことはできません。施工会社を通じて専門業者に連絡を取り、補修してもらいましょう。