現象｜カーペット裏フローリングのひび割れ
カーペットをめくると、フローリングの表面に細かなひび割れがあったことはありませんか？フローリングにひび割れがあると、靴下に引っ掛かったり、肌を傷つける可能性もあり怖いですよね。今回は、カーペット裏のフローリング表面にひび割れが起こる原因やその予防法、直し方についてご紹介します。
原因
フローリング表面のひび割れは、フローリングへの加重、摩擦、水分などさまざまな原因によって引き起こされますが、今回の場合、原因は床暖房使用時にカーペットを敷いていたことです。
床暖房使用時にカーペットを敷くとフローリングとの間に熱がこもり、乾燥によってフローリング表面がひび割れたり、フローリングに歪みやくるいなどが起きる恐れがあります。
予防法
床暖房用フロアは、下地板に温水パイプが通ったり電気発熱体が組み込まれています。
床暖房使用時は、暖房面にカーペットを敷かないようにしましょう。家具なども同様で、フローリング表面に熱をこもらせてしまうものは、暖房面に置かないよう注意しましょう。
直し方
ひび割れを起こしたフローリングを直すには、専門業者への依頼が必要です。
ひび割れした範囲によって補修方法が変わってきますので、下の表を参考にしてください。
今回の場合は部分的なひび割れだったので、フローリングのピースを部分的に削って新しいピースを張り付ける「ピース張り替え」を行いました。どの程度の範囲を張り替えするのかについても、業者と相談しながら決めていきます。施工会社を通じて専門業者に連絡を取りましょう。
| 業者に依頼 | ||
| ひび割れの範囲 | 『部分的』  | 『広範囲』  |
| 補修方法 | ▼部分的にフローリングを剥がし、新しいものに張り替える『ピース張り替え』を行う（※1） | ▼既存のフローリングを丸ごと剥がし、新しいものに張り替える『全面張り替え』を行う（※2） ＞全面張り替えの費用相場・方法はこちら |
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（※1）部分的に張り替えた場合、周囲のフローリングが日焼けによって色変化しているため、張り替えた部分との色差が目立つことがあります。お気をつけください。
（※2）床暖房を入れているフローリングを全面張り換えする場合、床暖房システムとフローリングが強く接着されている為、床暖房システムからの入れ替えとなる可能性が高いです。お気をつけください。
