『the wall 施工例写真コンテスト2019』結果発表
今回のコンテストは、壁・天井材のブランドである「the
wall」シリーズをお使い頂いた施工例写真を募集。2019年7月1日～2020年1月31日の期間中にプロユーザー様から多数の施工例写真が寄せられました。審査員に建築家の谷尻誠氏とアートディレクターの川上シュン氏を迎えて、朝日ウッドテックの社員とともに審査会を行いました。グランプリ1名、谷尻誠賞1名、川上シュン賞1名、woodtec賞10名、ディテール賞3名、入選50名が決定しました。
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◆審査員
谷尻 誠 氏
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd. 代表
1974 年 広島生まれ。2000 年、建築設計事務所 SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・ 東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで 国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイ ン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大 学准教授なども勤める。最近では、昨年末オープンの「BIRD BATH&KIOSK」の他、「社食堂」や「絶景不動産21世紀工務 店」を開業するなど、活動の幅も広がっている。
川上 シュン 氏
artless. Inc 代表
1977 年東京都生まれ。2001 年にブランディングエー ジェンシーartless Inc. を設立。アートとデザインを基軸に、ブ ランディングやデザインコンサルティング、グラフィックデザイ ン、インタラクティブデザイン、映像、建築、インテリア、プロダ クトと、ジャンルをまたぐ包括的なアートディレクションを行っ ている。ホテル、ミュージアム、店舗やカフェ等の商業施設か らイベントやエキシビションなど、個性的な空間演出を手が け、カテゴリーを越えた活動を続けている。
◆審査会の様子
2月中旬に開かれた選考会では、まず、全応募作品をテーブルに並べて作品を20点ほどに絞りこみました。
続いて、残った作品から、グランプリ、谷尻誠賞、川上シュン賞を選考していきました。作品写真を細かく見ながら審査を進める審査委員の谷尻氏と川上氏。空間と木の壁について意見が次々と飛び出し、審査会は大いに盛り上がりました。
■ グランプリ
太平洋クラブ 軽井沢ヴィラ・ザ・クラブ
ピエロ・デザイン＆ワークス 株式会社
谷尻 誠 氏コメント
癖のある素材を個性へと変換させて空間を成立させている点を評価しました。癖がある素材の使い方と使う範囲のバランスが非常によく取れている点がよい。
川上 シュン 氏コメント
リズムとディティール表現に高いセンスを感じる作品。見えないように見せている表現の仕方にセンスを感じた。ライトとウッドがリズムを作っている。
使用商品
■ 谷尻 誠 賞
躯体ヲ魅セルマンションリノベ
モナトリエ 株式会社
谷尻 誠 氏コメント
デザインしない部分を意識的につくる事で木部がより美しく表現されている。
バランスが秀れている作品でした。
作らない部分と作るべき部分が明確になっている。作らない部分が作った部分を顕在化させている。
使用商品
■ 川上 シュン 賞
市川市菅野 白× シルバーの家
株式会社 スズケン 建築工房 櫓
川上 シュン 氏コメント
Less、but betterを感じる作品。より少なくより良く。
潔くワンポイントがいい。空間において主役はどこなのか、というのを明確にしており、それによって素材が大切に扱われているというのを感じた。
使用商品
■ woodtec賞
■ ディテール賞
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パーク・ノヴァ市川
株式会社 ノア・スタイルランダムピッチのthe wallだとR加工も出来そうということで採用いただきました。
木質建材では曲線を表現しにくいところ、裏に曲げやすいよう細かい溝を入れることでR型天井に上手く取り入れています。 -
昭栄設備工業 株式会社
株式会社 光テックあえて斜めに貼ることによって通常より空間が広く感じられ、レッドシダーの魅力的な表情をより一層引き出せています。
柱やエアコン等、細かい部分まで施工しており大工さんの腕の見せ所が満載の貼り方です。 -
M 様邸
ミサワリフォーム府中店/Studio Felice本来横張で壁面に使用する銘木無垢壁材を、柱の周りを包むよう縦に採用いただきました。
縦に伸びたリブが天井高を高く見せ、どこから見ても美しく部屋の全体を引き締める役割を果たしています。
