トップインタビュー
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大きな木が深い根をはるように
本物の木を愛する人たちの
コミュニティを育てていきたい。
代表取締役社長
海堀 哲也
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01
経営の原点は、
20代の頃に食べた工場の昼食
社会人になって最初の5年間は、宮崎の延岡にいました。某メーカーの勤労課に配属になって、工場の労務管理などの仕事をしていました。先輩からはよく「現場の人と一緒に昼飯を食え」と言われましたね。現場と同じ目線に立つのはそれが一番だと。ところがね、食堂に行って隣に座っても話が続かないんですよ。すぐに沈黙。まだ大学を出たばかりの若手が隣にきて話かけるので気まずそうでしたね。
それでも毎日、食堂で話かけて少しずつ現場との信頼関係を築いていきました。現場主義の考えはこのときの体験がベースになっていて、今でも現場・現地・現物を意識することを経営の基本にしています。設計や開発や営業も自分の手を動かして床を張ったり、組み立てたりする機会が多くあります、「現場に入り自分で考えて自分でやってみる」ことは弊社の「らしさ」の1つと言えます。
また、当時は、「上司に何か言われたらまず、NOと言え」と教わりました。自分の存在価値とは、これまでやってきたことを変えることにあると。つまり、指示で動くのではなく、自分で考えてから動けということですね。全てにNOと言うのは極端な言い方ですが、朝日ウッドテックでは、社歴に関係なく意見が言えるオープンマインドな社風がプロジェクトを進める強さになっています。
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02
ルーツを誇りに木を愛する仕事を
祖父の海堀寅造は銘木で有名な奈良の吉野で生まれ育ち、14歳の頃に銘木商の霜寅商店に奉公に出ました。そこでの働きが認められて商店を継ぐことになったのです。これが弊社のルーツ。霜寅商店は現在の本社があるこの横堀という場所にありました。横堀にはかつて全国の木材が集積して、問屋や木材の加工場がありました。私も子どもの頃に堀に材木が浮かんでいるシーンは覚えていますが、そうした歴史的背景も我々の誇りです。木に感謝し愛情を込めて活かしたいという思いは今も受け継がれています。
(ちなみに、海堀奨学会は苦学した祖父が勉学を支援するために設立したもので、これまで1000人以上の奨学生を送り出しています)
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03
本物の木を愛する
コミュニティの成長が、
チャンスをつくる
社員にも話したことがないのですが、じつは昔から車が好きで、学生の頃は販売店に行っては新車のカタログを集めていました。どんどん加熱してしまってね。家にはカタログが何万冊もありますよ。これは趣味の話ですが、私が「旧車マニア」というひとつのコミュニティに属しているエピソードだと思います。同じように本物の木が大好きというファン・コミュニティをいかにつくるかが、これからのビジネスのキーワードになってくると感じています。
我々は今、顧客との関係もコミュニティづくりだと考え、重きを置いています。顧客は意外に商品のことでは困っていないのです。むしろ、商品を提案するエンドユーザーの集客に苦心しています。それを自分たちのコミュニティの経営課題としてとらえ、ともに解決することが、結果的に商品ニーズをつくることになると考え、そのためのイベントやセミナーなども次々と企画している最中です。
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04
本物の木が好きな気持ちを
持っている自分を大事に
自分の会社の商品に自信を持てることは、当たり前のようですが日々の努力で培われたものです。朝日ウッドテックの最大の強みは、1人ひとりが本物の木が好きでその気持ちから生まれた商品に自信を持てることだと思うのです。ですから、みなさんのなかにもし木が好きな気持ちがあるなら、それを大事にしてください。きっと一緒に良い仕事ができるはずですからね。
最後まで私のメッセージをお読みくださり、ありがとうございます。少しでも朝日ウッドテックに関心を持っていただけたでしょうか。採用サイト内には、社員それぞれの仕事紹介なども掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
それでは、みなさんとともに仕事が出来る日を心待ちにしています。