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日本の床を変える

 製造第二部 

自然な色がでるまで、作り直す。

木の工場をマネジメントする。

入社年度 2016年度入社
社  歴 9年目
出身学部 農学部

日本の床を変える

製造第二部

#06

Chapter 01

作業者の困りごとを、すぐに解決

私の担当は、床材以外の商品をどのようにつくるかを考える仕事です。階段や壁材、かまちなどの商品が設計からあがってきたときに、実際の工場ラインに乗せ、どうつくるかを調整しています。たとえば、着色を決めるときには、塗料の配合を考えて、木材に刷毛で塗って仕上がり具合を確かめます。木は同じものがないので、細かな調整を繰り返して色が安定するまで試作します。

品質を安定させること、それが何より大事です。問題が見つかったら原因を突き止めて、問題を解決することが毎日の仕事になります。つまり、工場のあちこちから連絡が来て、何か起これば飛んでいくポジションですね。

もちろん、試作の段階で何度も確かめていて、設計が考えた通りのクオリティで完成するかどうかを見ています。作業者に動いてもらい、作業が難しくないか、動き方は効率的かどうかを話し合い、改善しています。誰が作業しても同じになるように作業書をつくるのも仕事のひとつ。ただそれでも、木という材料は型に押したようには安定しないものです。そこがまた面白いところなんですが。

Chapter 02

ラグビー部のマネージャーと似た仕事

大学時代はラグビー部のマネージャーを、4年間務めていました。マネージャーの仕事は、いつも全体をみて選手が必要としていることをケアすることです。試合や練習に見入っていると役に立ちません。選手はみんな言うことをきかなくて、それはもう大変でした。

工場のマネジメントも同じところがあって、目の前のことだけを見ていると上手くいかないことがあります。着色なら、刷毛で色を塗る前の手順、塗った後の工程へ受け渡すまでの流れなど、前後を見た上で考えるようにしています。また工場には、たくさんの機械が動いていますから、全体の状況を気にして動いています。

工場が上手く動いていくには、やっぱり最後は人のコミュニケーションの問題になると思います。私自身は作業をしませんが、現場で作業してくれる人のことをどれだけ考えているかで現場の見え方が全く違ってきます。経験が浅いときには、現場をみて、どんどん人に聞くことも自分を成長させてくれます。聞けば教えてくれる先輩ばかりなので、遠慮していると問題解決が遅れてしまいますからね。投げ出したりせず、最後までしっかり取り組むことを忘れなければ、どんな問題が起きても必ず解決できると思っています。

ONE DAY / ある日の働き方

  1. 午前

    品質に関するトラブル対応や原因の調査

  2. 午後

    新製品試作の立ち会い、新商品生産の立ち会い

  3. 夕方

    日中業務のまとめ、資料や帳票の作成

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