ダークブラウンまとめられた、格式高いホテルライクな空間
インテリアスタイリスト窪川勝哉さんによるコーディネート指南
インテリア&プロップスタイリスト
窪川 勝哉さん
2023.04.28
ポイント
- ウォルナットの落ち着きのなかにキラリと煌めきをプラス
- ダークブラウンの空間をさらに引き締める、黒の使い方
チーク、マホガニーとともに世界三大銘木のひとつに挙げられる「ブラックウォルナット」。
ゆらめく縞模様が美しく、家具ブランドでも「ブラックウォルナット」に拘って家具作りをしているブランドも多い、床材としてだけでなく、家具でも、そしてギターなど楽器の世界でも不動の人気を誇る銘木です。
その豊かな表情と深い色味のおかげで、この空間のように「ブラックウォルナット」を敷くことによって、新築などの新しい空間でもすぐに格式高い空間へと昇華してくれる木材。
ここに明るい色味の家具をレイアウトしてしまうとちょっと浮いてしまうので、この「ブラックウォルナット」の空間には、床と同じくウォルナットの家具か、さらに空間を引き締めてくれる黒系の家具を組み合わせるのがひとつの正解です。
ちなみにこの空間では、より格式高いホテルライクな空間になるように、ソファやチェア、カーテンの生地には光沢感のあるものを採用し、キッチンの面材には大理石を。そして仕上げのメイン照明にはシャンデリアを用いて、落ち着きのなかに煌めきをプラスさせています。
書斎などのスペースにも相性の良い「ブラックウォルナット」。ダークブラウンの世界に浸るなら、まずはこちらを選択してみるのはいかがでしょうか。
このような組み合わせもおすすめ
窪川流カラーマテリアルムードボード「ブラックウォルナット」
もう少しカジュアルでヴィンテージな空間とも相性抜群の「ブラックウォルナット」。ミッドセンチュリーの柄を纏った生地や、レトロなタイルなどと組み合わせてみても良さそうです。その際、ベースとなる空間がピュアホワイトの壁では浮いてしまうので、ほんのり色味のある織りの素材感のクロスや、塗りの凹凸感ある壁をチョイスするのがオススメです。
商品
-
Live Natural Premiumシリーズ STANDARD/ブラックウォルナット商品について詳しく知る
この記事を書いた人
インテリア&プロップスタイリスト
窪川 勝哉さん
インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いスタイリスト。主にカタログ、広告、雑誌等のインテリアスタイリング、プロップスタイリングを手掛ける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。