大人気のオーク材を用いた、表情豊かなナチュラルモダンハウス
インテリアスタイリスト窪川勝哉さんによるコーディネート指南
インテリア&プロップスタイリスト
窪川 勝哉さん
2023.04.25
コーディネートのポイント
- 床面だけでなく、天井にもウッドを用いたダイナミックな素材使い
- ナチュラルテイストとモダンテイストの共存
硬くて密度が高く、はっきりとした木目が特徴の「オーク」。明るい色味の木材なので、ナチュラルテイストのインテリアと相性がバッチリです。
でも、大人気の理由はそれだけではありません。「オーク」はナチュラルテイストのインテリアに合うだけでなく、今人気の和と北欧をミックスした「ジャパンディスタイル」などとも相性がバッチリです。
「ジャパンディスタイル」とは北欧インテリアの雰囲気に小物などで和のエッセンスをミックスした、北欧発信の新たなインテリアスタイルなのですが、この空間のダイニングからキッチンカウンターあたりの家具や小物のセレクトにも、和を感じる無彩色のアイテムをアクセントに用い空間を引き締めた「ジャパンディスタイル」が良く感じ取れます。
玄関ホールに関しても、ナチュラルな印象の「オーク」に無彩色のグレーのタイルや黒のサッシを合わせることで、温かみがありつつもモダンな印象の空間に。
節などの表情だけでなく、虎斑と呼ばれる虎の毛並みのような模様が現れたりと、表情豊かな「オーク」。
この空間は、リビングのファニチャーを線の細いアイアン系の脚部を持つ家具で軽やかつモダンにまとめているのですが、あえてラグを敷かずに、さらに天井にもウッドを用い、「オーク」の豊かな表情を空間の主役にしているのが印象的です。
このような組み合わせもおすすめ
窪川流カラーマテリアルムードボード「オーク」
建具なども黒でまとめ、よりミニマルでモダンな方向でまとめたカラースキーム。コントラストがついてメリハリの効いた空間をベースに、グレー系の濃淡を混ぜながら、家具やカーテンをセレクトしてみるのはどうでしょうか。床は豊かな表情を楽しむ「オーク」。その他は極力シンプルに、という大人のミニマルスタイルです。
商品
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Live Natural Premiumシリーズ STANDARD/オークN-45°商品について詳しく知る
この記事を書いた人
インテリア&プロップスタイリスト
窪川 勝哉さん
インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いスタイリスト。主にカタログ、広告、雑誌等のインテリアスタイリング、プロップスタイリングを手掛ける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。