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COLUMN #51

フレンチブルドッグの子犬 鼻ぺちゃ犬で注意すべき5つのポイント

動物医療技術師 石川 美代子

フレンチブルドッグ1

フレンチブルドッグを家族にお迎えしたら、どんなことに注意して育てれば良いのでしょうか。フレンチブルドッグのような、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い「短頭種」を飼育する際は、鼻ぺちゃ犬ならではの特徴を意識する必要があります。この記事では、フレンチブルドッグの子犬と暮らすうえで注意したい5つのポイントと健康チェックの仕方について解説します。

鼻ぺちゃ犬といえばフレブル!おおらかで明るく飼いやすい犬

フレンチブルドッグ2

愛嬌のある見た目や扱いやすさから、日本をはじめ海外でも人気のフレンチブルドッグ。特にイギリス・アメリカでの人気は高く、人気犬種ランキングでは大型犬に混ざり、唯一の小型犬としてランクインしています。

そんなフレンチブルドッグの性格は明るく社交的。おおらかで忍耐強く、力加減がわからない小さな子どもが相手でも、根気強く接してくれます。人に対しても忠実で、その多くは一緒に遊んだり、くっついて甘えたりするのが好きな可愛らしい性格です。特にオスは成犬になってもやんちゃな傾向があり、いつまでも子犬のような雰囲気を感じさせてくれます。

一方では寂しがりゆえに留守番が苦手という一面もあります。特に子犬の頃は心細さから吠えたりトイレを失敗したり、暴れるなどの行動が見られることも少なくありません。過度なストレスを与えないよう、留守番の練習も子犬の頃から行うと良いでしょう。丈夫な知育玩具を用意して、退屈を紛らせるのもおすすめですよ。

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フレンチブルドッグに多いトラブル5つ 子犬の頃から注意を

フレンチブルドッグ3

大きな目、顔のシワ、荒い鼻息。どれもフレンチブルドッグの魅力ですが、鼻がつぶれているからこその注意点もあります。フレンチブルドッグが若い頃から注意したい主なトラブルとしては、以下5つが挙げられます。

1.目の怪我
2.熱中症
3.皮膚トラブル
4.呼吸器疾患(短頭種気道症候群)
5.関節疾患

フレンチブルドッグは遺伝的に呼吸器疾患のリスクが高い犬種です。鼻ぺちゃ犬の多くは生まれつき鼻や喉など、空気の通り道が狭いので呼吸の際に努力を要します。暑さや寒さにも弱いため、夏場や体温調節が苦手な子犬期には体調を崩すことも多いでしょう。

また、フレンチブルドッグは目が少し前に出ているため、どこかにぶつけて眼球に傷がついたり、草や石で怪我をしたりする可能性も高めです。さらには皮膚トラブルも多く、かゆみや赤み、フケ、体臭などの対処が必要となるケースも少なくありません。顔のシワは通気性が良いとはいえず、結果的に汚れも溜まりやすいので、こまめにお手入れしてあげましょう。

加えて、フレンチブルドッグは遺伝的に関節が弱い傾向があるため、股関節の形成異常やヘルニア、膝蓋骨脱臼(パテラ)などの関節疾患にも注意が必要です。高齢になった犬はもちろんのこと、子犬でも足腰に不調が出ることは珍しくありません。「まだ子犬だから大丈夫」などと油断せず、日頃の生活習慣や環境整備には十分気を配ることが大切です。

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長生きさせるために。フレンチブルドッグの健康チェック方法

体型ががっちりしているため、丈夫そうに見えるフレンチブルドッグですが、実はとてもデリケート。かかりやすい病気も多く、飼い主さんが気をつけてあげるべきポイントはたくさんあります。

フレンチブルドッグの異変を迅速に察知するためには、食欲や飲水量や一日の過ごし方など、元気な時の様子を覚えておくことが大切です。下痢をしていたり血尿が出ていたりする時は、体内で何らかの異常が起きていると考えられます。また、痒がったり痛がったりはもちろん、歩き方がいつもと変わらないか、咳をしたりどこか元気がなかったりしないかなど、まんべんなく全体的にチェックしましょう。

加えて歯をキレイに保つこと、太らせないことも重要です。フレンチブルドッグは食べるのが大好きですが、欲しがるだけ与えているとすぐに太ってしまいます。短頭種の犬であるフレンチブルドッグにとって、肥満は呼吸を苦しくさせる要因のひとつ。おねだりされるとついあげたくなってしまいますが、おやつのあげ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

人と同じく、犬も日々の健康管理が長生きにつながります。食事の栄養バランスは整っているか、十分な運動ができているか、過度なストレスはたまっていないか、今一度考えてみましょう。病気を早期発見・早期治療するため、年に1回は動物病院で健康診断も受けてくださいね。

フレンチブルドッグは愛嬌のある犬で、家族との絆も大切にする素晴らしい性格の持ち主です。ごつい見た目に反してとてもやさしく甘えん坊なので、そのギャップに惹かれる人も多いでしょう。注意が必要な病気は少なくありませんが、一緒に暮らしていて楽しい犬種といえますね。

ただし、遺伝的な骨の異形が多いことや特徴的な体型をしていることから、ヘルニアや膝蓋骨脱臼(パテラ)などの病気には注意が必要です。毎日変わったところはないかよく観察して、トラブルの早期発見・早期治療に努めましょう。

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石川 美代子

犬の管理栄養士、動物ケアスタッフ、動物医療技術師、犬の美容師(トリマー)。卒業後は動物看護師として動物病院に勤務し看護業務に従事。現在はwebライターとして主にペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。

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