Live Natural for Dog

COLUMN #46

ヨークシャーテリアは怖がり?無駄吠えしないためのしつけと飼い方

動物医療技術師 石川 美代子

ヨークシャーテリア1

動く宝石と呼ばれるほど美しい被毛を持つヨークシャーテリア。小柄な体格ながら勇敢な性格で賢く、テリア種らしい負けん気の強さも併せ持つ魅力的な犬です。その一方で、警戒心の強さから吠え癖が付きやすく、しつけがやや難しいともいわれています。吠え癖や噛み癖をつけないためには、子犬の頃からしつけることが大切です。この記事では、ヨークシャーテリアの性格や寿命、適切なしつけと飼い方について解説します。

通称ヨーキー!ヨークシャーテリアの特徴と性格とは

ヨークシャーテリア2

「ヨーキー」の愛称で親しまれるヨークシャーテリアは、19世紀にイギリスのヨークシャー地方でネズミを捕るために作出された犬種で、平均体高15~23cm、平均体重2~3kgほどの超小型犬です。成犬になっても子犬のように見える顔つきや、ちょこちょこと歩く姿はとても可愛らしく、特に大きな魅力は何といってもシルキーコートと呼ばれる美しい被毛でしょう。絹糸のように細く光沢があるヨークシャーテリア特有の被毛は「一生のうちに7回色が変わる」といわれていて、成長と共にさまざまな色合いを楽しめます。

ヨークシャーテリアの幼犬は全身が暗色というパターンが多いですが、成長と共に顔回りや胸、足などに明るい斑点(タン)が増えて被毛にツヤが出ます。途中で白に近いシルバーになったり、薄いゴールドになったり、毛色の変化は犬によってさまざまです。このような移り変わりの様子を間近で見られるのも、ヨークシャーテリアの子犬を飼う楽しみのひとつといえるでしょう。被毛がシングルコート(上毛のみ)なので抜け毛も少なく、お手入れや部屋の掃除に手間がかからないのも魅力的です。

ヨークシャーテリアは見かけによらず頑固で負けん気が強い犬です。典型的なテリア種の気質を持っているので、自分より体が大きい相手に臆さず立ち向かうような一面も。また、飼い主に対しては甘えん坊な性格なので、留守番をしている時間が長かったり、きちんと相手をしてもらえなかったりすると、途端に拗ねてしまうことも珍しくありません。愛犬のストレスが溜まらないように、忙しくても毎日しっかりコミュニケーションを取ってあげましょう。

■併せて読みたい
シングルコート犬とダブルコート犬の違い。毛が多い犬種とフローリングの関係は

ヨークシャーテリアのしつけは大変?無駄吠えをさせない飼い方

ヨークシャーテリア3

ヨークシャーテリアは警戒心の強さから、無駄吠えの癖がつきやすいといわれています。小型犬なので吠え声は大きくありませんが比較的に甲高いため、集合住宅などでは近隣の迷惑になってしまうことも。また、デリケートな犬は家の前を人が通っただけでも激しく吠えるので、しょっちゅう鳴かれると耳障りに感じてしまうこともあるでしょう。

子犬の頃に触れ合う人や犬、物が少ないと怖がりに育つため、なるべく小さいうちからさまざまな経験を積ませることがヨークシャーテリアを飼う時のコツです。ヨークシャーテリアは学習力や記憶力が高いので、一度覚えたことは忘れません。子犬の頃に人や犬と触れ合う機会をなるべくたくさん設け、どんな環境でも落ち着いて過ごせるようにじっくりと教育してあげましょう。

ヨークシャーテリアに限らず、犬のしつけでは信頼関係が大切です。犬は頭ごなしに叱ったり、しつけ方が日によって違ったりすると、混乱してしまうだけでなく、人に対する不信感も生まれかねません。犬が吠える時には必ず何か理由があります。基本は褒めて教えることを心がけつつ、「ダメなことはダメ」という一貫した姿勢を見せましょう。

ヨークシャーテリアの平均寿命とかかりやすい病気

ヨークシャーテリア4

「アニコム 家庭どうぶつ白書2023」によると、ヨークシャーテリアの平均寿命は14歳です。これは犬の中で比較的に長生きな部類に入りますが、愛犬を長生きさせるには日頃の健康管理が欠かせません。食事や運動などに気をつかうことはもちろん、年に1~2回の定期的な健康診断も重要です。普段と違う様子が見られた時は放置せず、早めに動物病院を受診しましょう。

ヨークシャーテリアがかかりやすい病気として挙げられるのは、門脈シャント(門脈体循環シャント)、タンパク喪失性腸症、壊死性白質脳炎、気管虚脱、慢性腎臓病、水頭症などです。加えて超小型犬で足腰が華奢なため、膝蓋骨脱臼(パテラ)や前十字靭帯断裂など、骨・関節疾患のリスクも高めです。体重が増えるとそれだけ足腰に負担がかかりやすくなるので、フードやおやつのあげ過ぎには注意しましょう。

また、犬にとっての生活環境を考えた場合、一般的なフローリングはツルツルと滑りやすいため、マットを敷いたり、滑りにくさを追求した専用の床材に変えたりといった配慮も必要です。高いところからジャンプさせない、垂直飛びは止めさせるなどのしつけも忘れずに。嬉しい時や楽しい時に興奮してしまうのは避けられませんが、過度な運動や激しい動きは関節に負担がかかるので、日頃から予防に努めることが大切です。

■併せて読みたい
パテラとは?膝蓋骨脱臼に注意!愛犬の寿命を延ばす、フローリングを選ぼう

<参考URL>
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202312_2_4.pdf

ヨークシャーテリアはとても可愛らしい犬種ですが、意外と負けん気が強い上によく吠えるため、子犬の頃からしっかりしつけることが大切です。叱るのは可哀そうだからと放っておくと、知らない人や動物を見るなり吠えるようになってしまいます。また、愛犬が少しでも健康に長生きできるよう、ストレスをなるべく減らしてあげましょう。

ヨークシャーテリアはその華奢な体つきから、骨や関節などの病気にかかりやすい傾向があります。特に膝蓋骨脱臼(パテラ)はヨークシャーテリアのような小型犬の好発疾患なので、フローリングの滑り対策は最重要課題といってもよいでしょう。

「Live Natural for Dog」は柔らかい樹脂による特殊塗装を施すことで、小型犬の足腰にやさしい滑りにくさを実現したフローリングです。天然木の高級感と温もりを感じられる床材だからこそ、人と犬の両方にとって快適な室内環境がつくれます。愛犬にとって最適な床材をお探しの方は、ぜひ「Live Natural for Dog」の導入をご検討ください。

「Live Natural for Dog」のフローリングをご採用のお客様から可愛い「ヨークシャーテリア」の動画を投稿いただきました。
https://www.woodtec.co.jp/products/lineup/flooring/fordog/voice/voice25/

forDogフローリングお客様の声

犬にやさしい、滑りにくさをプラスした天然木フローリング “Live Natural for Dog”
ライブナチュラルfordogフローリング

石川 美代子

犬の管理栄養士、動物ケアスタッフ、動物医療技術師、犬の美容師(トリマー)。卒業後は動物看護師として動物病院に勤務し看護業務に従事。現在はwebライターとして主にペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。

商品ラインナップ

木下地用(戸建住宅用・マンション二重床用)

ライブナチュラルプラス for Dog

犬にやさしい滑りにくさを実現したフローリング

木下地用(上貼り用)

ライブナチュラルMSX
スーパー6 for Dog

リフォームにも最適な犬にやさしい滑りにくさを実現したフローリング

コンクリート下地用(マンション直貼り用)

ライブナチュラルMSX
ネダレス 145 for Dog(L-40)

犬にやさしい滑りにくさを実現したマンション用直貼り防音フローリング