COLUMN #32
動物医療技術師 石川 美代子
あなたは「虹の橋」という詩を知っていますか。虹の橋のたもとでは亡くなったペットたちが幸せに暮らしていて、いつか訪れる飼い主さんとの再会をのんびり待っているとうたわれています。この記事では、そんな「虹の橋」の由来や詳しい内容についてご紹介。合わせて、どんな人にも起こりうる「ペットロス」や愛犬との思い出を残す方法も解説します。
動物を愛する人たちの間で知られる「虹の橋」は、亡くなったペットたちが向かう場所をうたった詩です。もとは英文でアメリカを中心に語られていましたが、徐々に世界中の動物愛好家に広まるように。死後、愛するペットはどこでどのように過ごしているのか。私たちはいつかまた会えるのか。「虹の橋」は、こうした不安や疑問の解消をはじめ、ペットロスに苦しむ多くの人の心の支えになっています。
詩のなかでは、ペットたちは元気だったあの頃の姿で過ごします。老いや病気からも解放され、草原の中を仲間たちと楽しく遊びまわるペットたち。おいしいごはんや新鮮な水もたっぷりあり、それぞれ思い思いに暮らしています。そして、いつか大好きな飼い主さんに再会
したときは一緒に虹の橋を渡り、いつまでも一緒に暮らすことができるのです。
「虹の橋」は第1部から第3部までありますが、もっともよく知られているのは前述の第1部。第1部は虹の橋で動物と人が再会し一緒に橋を渡るまでのお話、第2部は「大切な誰か」がいない動物と人間が出会い、愛される幸せを知って虹の橋を渡るお話、そして第3部は虹の橋の入り口にある「雨降り地区」のお話です。第1部、第2部は作者不明の詩ですが、第3部は柴山弓子さんという日本人がホームページ上に公開した物語です。
<参考URL>
https: //www.inori-orchestra.com/blog/nijinohashi3
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別れは悲しく辛いものですが、これまで一緒に過ごした日々はかけがえのない宝物です。ペットが残してくれた輝かしい思い出を胸に抱えながら、いつか虹の橋で再会できるその日まで前向きに過ごす。それがペットへの最大の供養につながるといえるでしょう。
お皿や首輪、お気に入りのおもちゃなど、ペットが生前使っていたものを普段過ごす場所に飾っておくと、これまでの思い出を振り返りやすくなります。最近はペットの爪や毛を入れられるメモリアルグッズなども増えているので、常に持ち歩いているという方も珍しくありません。思い出が詰まったものを形見として残すことで、ペットが亡くなった後も存在を身近に感じやすくなるでしょう。
また、ペットを亡くした直後に「見ていると辛くなるから」と遺品をすべて処分してしまう人もいますが、勢いで処分してしまうのはあまりおすすめできません。落ち着いてから「ペットが生きていた証がなくなってしまった」と後悔する可能性もあります。遺品の整理は一旦後回しにしておき、気持ちが落ち着いてから改めて考えると良いでしょう。
<参考URL>
https: //tier-family.co.jp/column/mame-102
大切なペットを見送った後、「元気にしているかな」「また会いたいな」という気持ちになるのは、それだけペットを愛していた証です。そんなとき力になってくれるのが、亡くなったペットたちが向かう場所をうたった「虹の橋」。亡くなったペットたちは快適な場所で元気に暮らしている、いつか再会できるというメッセージは、悲しみの中にいる飼い主さんに安心と希望、前向きに生きる勇気を与えてくれます。いつか虹の橋のたもとで会える日を楽しみに、今を一歩ずつゆっくり歩んでいきましょう。
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石川 美代子
犬の管理栄養士、動物ケアスタッフ、動物医療技術師、犬の美容師(トリマー)。卒業後は動物看護師として動物病院に勤務し看護業務に従事。現在はwebライターとして主にペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。