Live Natural for Dog

COLUMN #15

保護犬シェルターの悩み。犬の散歩ができない。運動不足で足腰が弱る。

動物医療技術師 石川 美代子

ケージの中の犬

多くの犬が暮らす保護犬シェルターでは、人手不足によって十分な散歩の時間を確保することが難しく、犬の運動不足を引き起こしやすいという課題があります。慢性的な運動不足が続くと体力や筋力が低下し、足腰も弱ります。

この記事では、保護犬シェルターの活動内容や悩み、シェルターから犬を迎える際に行っておきたい環境整備について解説します。

保護犬シェルターとは

犬の顔

保護犬シェルターは飼育放棄や迷子などによって行き場のなくなった犬や、不適切な飼育環境にある犬の保護や適切な処置などを行う施設です。主な活動内容は保護犬のお世話や譲渡会の運営、しつけ訓練など。基本的には新しい家族を探すための活動を目的としていますが、疾患や障害などで譲渡が難しい場合には、その終生にわたって飼育を行うこともあります。

近年、日本では空前のペットブームが起こっていますが、その裏で「思ったよりも世話が大変」「予想以上に飼育費用がかかり飼いきれない」などの理由で飼育放棄される犬も少なくありません。

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初めは一生飼うつもりで迎えたはずが、物価高の影響や環境変化といった理由でペットを手放す人も珍しくないでしょう。保護犬シェルターではそんな行き場のない犬たちを受け入れ、生涯安心して暮らせる「ずっとのお家」を見つける手助けをしています。

<参考URL>
https://pet-ah.org/animal-shelter/

犬の散歩は保護犬シェルターの悩み

リードをくわえる犬

犬にとって散歩は心身の健康維持に必要不可欠なこと。屋内でも体を動かすことはできますが、外に出て様々な匂いや音に触れることで、犬の脳は強い刺激を受けます。特に保護犬にとって家の外に出ることは、他の犬や人間と接して社会性を身につけられる貴重な機会でもあるため、散歩はなるべく毎日行いたいお世話といえます。

しかし、保護犬シェルターのように多くの犬が生活している場所では、掃除や洗濯、食事の世話など、行うべきことが多岐にわたっており、すべての犬が散歩するのに十分な時間を取るのは難しいのが現状です。保護犬シェルターに限らず、多くの動物愛護団体が慢性的な人手不足に悩まされていて、犬たちを散歩させる時間の確保まで手が回っていないケースも多いようです。そのため、最近では保護犬の散歩ボランティアを募集している団体も増えつつあります。

なお、散歩ボランティアをはじめ、保護犬に関するボランティアには多くの種類があります。例えば、生後まもない子犬を預かるミルクボランティアに、里親募集や情報収集などを行うボランティア、さらには高齢犬の看取りボランティアなど、保護犬シェルターによってその内容は様々です。これらのボランティアは希望する日時に作業できるため、働いている方や長時間の活動が難しい方でも参加しやすいのが特徴です。

<参考URL>
https://www.j-cast.com/tv/2018/01/26319645.html?p=all

シェルター育ちの保護犬に快適な環境を

人手が不足している保護犬シェルターでは、一頭あたりの散歩時間がどうしても少なくなりがちです。そのため、シェルターで長く暮らしていた保護犬は、足腰が弱くなっていたり、関節に病気を抱えていたりすることも珍しくありません。特に老犬は加齢で筋力や運動器が衰えているため、転倒や怪我には十分注意が必要です。

犬の足腰にかかる負担を減らすには、生活環境を整えることがもっとも大切です。床には滑りにくいものを採用したり、マットを敷く、 家の中はなるべく段差を減らすなど、犬がスムーズに動ける工夫をしてあげましょう。ソファや階段などから飛び降りると怪我をする可能性があるため、高い場所には登れないようにしておいてくださいね。

なお、フローリングは清潔を保ちやすく便利な床材ですが、一般的なものはつるつると滑ってバランスを崩しやすいため、犬の足腰には良くありません。人間に例えるなら、スケートリンクで転ばないように歩いている状態です。常に四肢を踏ん張って歩かなければいけないので関節に余計な負荷がかかり、慢性的な関節炎や脱臼の原因となることもあるでしょう。 シェルター生活が長く足腰が弱った保護犬にとって、“滑る床”は思った以上に大敵なのです。

天然木フローリング「Live Natural for Dog」は、犬に優しい滑りにくさを備えた床材です。柔らかく強靭な樹脂による特殊塗装を施しており、「天然木の美しさ」と「滑りにくさ」を両立。天然木のぬくもりも感じられ、犬と飼い主がどちらも快適に過ごせます。保護犬と暮らしている方や里親を検討している方は、ぜひ導入をご検討ください。

<参考URL>
https://www.green-dog.com/media/senior/life/index03.html

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犬にやさしい、滑りにくさをプラスした天然木フローリング “Live Natural for Dog”

保護犬シェルターには、新しい家族を探す保護犬が数多く暮らしています。しかし、動物愛護団体は慢性的な人手不足にあり、散歩時間が十分に取れず困っている施設も少なくありません。

犬も私たち人間と同じく、運動不足が続くと体力や筋力が衰え、足腰の関節などに負担がかかりやすくなるため、滑りにくく動きやすい環境を整えてあげることはとても大切です。思わぬ怪我を防ぐためにも、ぜひできることから始めてみてはいかがでしょうか。

石川 美代子

犬の管理栄養士、動物ケアスタッフ、動物医療技術師、犬の美容師(トリマー)。卒業後は動物看護師として動物病院に勤務し看護業務に従事。現在はwebライターとして主にペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。

商品ラインナップ

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木下地用(上貼り用)

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