「保護犬カフェ」という言葉は聞いたことがあるけれど、どんなところなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。動物保護の活動に対する理解・関心が高まる中、保護犬カフェの数は徐々に増えています。

この記事では、保護犬を取り巻く状況と保護犬カフェでできることをご紹介します。また、保護犬を迎える際に準備しておきたい床材についても解説します。

動物保護活動に対する関心も高まる近年、保護犬を迎え入れる家庭は徐々に増えています。保護犬というのは、飼い主が飼育困難になったことで動物愛護センターや保健所、保護団体などに保護された犬のことです。迷子になって飼い主が見つからないまま年数がたってしまった犬や野良犬として生まれた野犬、繁殖引退犬なども保護犬と呼ばれています。

ペットショップで出会える犬と違い、保護犬には純血種も雑種もいます。年齢や性格も様々で、心に深い傷を負っていたり病気を抱えていたりする犬も珍しくありません。こうした保護犬の事情がテレビや雑誌などで広く報道されるようになったこともあり、近年では「保護犬を迎えたい」と考える人が増えつつあります。

なお、環境省の「犬・猫の引き取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」によると、2009年に処分された犬猫の数は約23万頭と非常に多かったのに対し、2022年は約1万4000頭と激減。各都道府県も動物保護の取り組みに力を入れており、東京都や神奈川県では継続的な殺処分ゼロを実現しています。

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＜参考URL＞
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

保護犬は譲渡会や保健所、保護団体の施設などを通して迎えるのが一般的ですが、お茶や会話を楽しみながら保護犬たちと触れ合える「保護犬カフェ」を利用するのも里親になるひとつの方法です。

保護犬カフェは保護犬の譲渡会とカフェが一体化した施設です。保護犬と里親との出会いの場であり、軽食を楽しみながら保護犬と触れ合えるのが特徴。カフェを利用しても保護犬の引き取り義務が発生することはなく、触れ合うだけで利用することも可能です。

保護犬カフェで実際に保護犬たちと触れ合い、迎えたい犬が見つかった場合には譲渡を申し込むことができます。ただし、誰でも里親になれるわけではありません。条件は団体によって異なりますが、経済的な自立や家族全員の同意があること、ペットの飼育が可能な住居に住んでいるなどの条件は必須といえるでしょう。

なお、保護犬カフェはボランティアや非営利団体が運営していることも多く、愛犬同伴で利用できたりペットグッズを購入できたりと、施設によって特色があります。保護犬カフェの多くは収益の一部を保護活動の費用に充てており、カフェとして利用するだけで活動を援助することができるのも魅力のひとつです。保護犬カフェを利用したい時は、事前にお店の公式サイトでサービス内容を見ておくと良いでしょう。

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保護犬はほとんどが成犬やシニア犬ということもあり、加齢や運動不足から足腰が弱っている犬も少なくありません。足腰に対する負担は骨や関節を痛める原因となり、犬の寿命を縮めてしまう可能性もあります。特に小型犬は膝蓋骨脱臼を起こしやすいため、床の滑り対策は必須です。

保護犬の足腰に負担をかけないためには、生活スペースの床材を負担の少ないものに変更することがおすすめです。滑りにくい機能を持つフローリングなら常に踏ん張る必要がなく、保護犬の足にかかる負担を少なくできます。

なお、犬用のフローリングには表面に抗菌や抗ウイルス加工を施したものもあります。抗菌性能のあるフローリングにすることで、雑菌やカビ、ダニの繁殖などを防ぎやすくなり、常に衛生的な環境を維持できるでしょう。愛犬と快適な暮らしを送るためにも、床材は安全性に優れた高品質なものを選ぶのがおすすめです。

抗ウイルス・抗菌など、5つの衛生性能を備えた天然木フローリング「Live Natural for Dog」は、犬にとって最適な滑りにくさを追求した床材です。天然木のぬくもりに包まれることで、辛い思いをしてきた保護犬も安心して過ごせるようになるはず。施設のオーナー様のみならず、里親になる予定の方々もぜひ導入をご検討ください。

犬にやさしい、滑りにくさをプラスした天然木フローリング “Live Natural for Dog”

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保護犬カフェは保護犬の譲渡会とカフェがひとつになった施設で、誰でも気軽に利用することができます。

また、保護犬と実際にふれあい「迎えたい」と思った際は、審査を受けたうえで家族として迎えることも可能です。保護犬の里親や活動への援助に興味がある方は、ぜひ一度保護犬カフェに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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石川 美代子

犬の管理栄養士、動物ケアスタッフ、動物医療技術師、犬の美容師（トリマー）。卒業後は動物看護師として動物病院に勤務し看護業務に従事。現在はwebライターとして主にペット関連記事の執筆、ペット用品・記事の監修などを行う。