この度、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」において、朝日ウッドテック株式会社(大阪市中央区南本町4ー5ー10 海堀哲也社⾧)の挽き板フローリング「Live Natural プレミアム オール国産材」と、銘木無垢・挽き板内装材「WOODRIUM(ウッドリウム)」の2製品が、グッドデザイン賞を受賞しましたことをお知らせいたします。
「Live Natural Premium オール国産材」は、2022年10月に発売した、全ての材料に国産材を使用したフローリングです。これまで未活用の国産広葉樹の小径木を使用することで、国産材の価値向上に貢献したいという想いから生まれました。また「WOODRIUM」は、創立70周年を機に、これまで床に向き合い続けてきた朝日ウッドテックの次なる挑戦として開発中の銘木無垢・挽き板内装材です。⾧年のフローリング製造で培ってきた独自技術を活かしており、床だけでなく、空間の様々なシーンで銘木の豊かさを感じて頂ける製品になっています。両製品とも、貴重な銘木資源を有効活用している点や、ユーザーの使いやすさにもこだわっている点等が評価されました。
当社では今回の受賞を契機に、これらの優れたデザインの特徴をアピールすることを通じて、貴重な銘木の豊かさを感じて頂ける快適な住空間の創造に貢献していきたいと考えております。
(左:Live Natural Premium オール国産材、右:WOODRIUM)
■Live Natural Premium オール国産材
<商品概要>
表面化粧材に原木を2mmに挽いた国産広葉樹、基材に国産ヒノキ合板と国産材単板を使った無垢材挽き板化粧フローリング。約95%がチップ材に使われている広葉樹をフローリング用表面化粧材として活用し、ユーザーが愛着を感じる製品とすることで、国産広葉樹の価値を高め、持続可能で自立した森林経営や林業の活性化にも貢献する。
<審査員の評価>
森林資源をどう上手く活用していくかが問われている現代において、材料を段階的に様々な目的のために利用していくことは大切である。それはある特定の単一の目的のために材料を使うのではなく、材料から使う目的を様々に生み出していくことでもある。一本の木が伊勢神宮の材料に使われ、式年遷宮によってその材料が末社の材料になっていくような流れである。そういった試みが資源の持つ可能性と使用価値を広げていく。本製品は広葉樹のカスケード利用を促す仕組みをフローリング製造に取り入れていること、大量生産という産業の強みを活かしていることが評価できる。
▼商品紹介ページ
https://www.woodtec.co.jp/products/lineup/flooring/livenaturalpremium/all-kokusan/
■銘木無垢・挽き板内装材「WOODRIUM」 ※2023年冬発売予定
<商品概要>
2mmの無垢材挽き板と環境に配慮した芯材を複合し特殊塗装を施した内装ボード材。ベンチシートやテーブル、階段、手摺はもちろん、キッチンサイドや洗面台のカウンタートップなど、これまで木を使うという発想がなかった場所にも使える。本物の木を取り入れたいと願うユーザーに向け、コーディネートの選択肢を拡大させる事で、幸せと感じられる時と場所を増やすと考えました。
<審査員の評価>
芯材に低比重の計画植林木を用いることで軽量化を図り、大きな面材の現場での取り回し易さや配送の負荷を減らしている点が良い。また、側面の仕上げ形状に少しだがバリエーションがあることと、水廻りでの利用が可能になっていることも評価できる。
▼グッドデザイン賞とは?
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン賞。
60年以上にわたりシンボルマークのGマークとともに広く親しまれている。
製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、かたちのあるなしにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインと捉え、評価・顕彰している。