朝日ウッドテック株式会社（大阪市中央区南本町４－５－１０ 海堀哲也社⾧）は、製品を構成するすべての材料に国産材を使ったフローリング「Live Natural Premium オール国産材」を発売します。表面化粧材には、製材品としての活用が難しく、生産量の約95％が燃料用チップとして使用されている国産広葉樹を採用。独自構成の国産材合板と複合することで床暖房対応可能な寸法安定性を実現しました。さらに、これからの住まいに欠かせない衛生性能やメンテナンス性能にもこだわり、国産材の温もりや美しさを楽しめつつ快適に過ごせる製品とすることで、国産材の価値を高め、持続可能な森林経営や林業活性化へ貢献します。
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※北海道の広葉樹林（ナラ）での調達の様子や、商品開発の背景、想いをご覧いただけます。
森林から伐採した木材は、製材品、合板、チップ材、バイオマス燃料等、木材の価値や質に応じて段階的な使い方をすることで有効活用できますが、現在の日本では林業の低迷で森林の手入れが行き届かず、森林荒廃が問題となっている地域もあります。特に日本の広葉樹は外材に比べ、小径木や曲がりのある材料が多く良材が取りにくいことから、製材品に使える品質であっても、ほとんどがパルプ用や燃料用チップなど経済的価値の低い材料として使われてしまっています。適切な価値を付けて活用できていないことから、生産業者が減少して材料の安定供給が難しくなり利用量が更に減少、その結果森林の経済的価値が下がるという悪循環に陥っているのが現状です。
そこで、これまでフローリングとして利用できていなかった小径木材を活用した「ライブナチュラルプレミアム オール国産材」を開発しました。製品の構成材料すべてに国産材を使用しており、基材には、国産ヒノキ合板と国産材単板を組み合わせたハイブリット合板、表面化粧材には、国産広葉樹を中心に日本全国から厳選した５樹種の挽き板を使用しています。
床材表面は幅の異なるピースを組み合わせており、これまで活用が難しかった、巾の狭い材料、⾧さの短い材料、節や白太などを含む材料、を活かしたデザインとしています。また、基材を独自の6層構成として表面材とバランスさせ、かつ、製品サイズを工夫することで、床暖房対応可能な寸法安定性を実現。床材表面には手触りとメンテナンス性能・衛生性能を両立した塗装を施し、SIAA基準の「抗ウイルス性能」「抗菌性能」や、「耐薬品性能」「耐汚染性能」「室内空気環境性能」も備えます。
国産材ならではの魅力と住まいに求められる機能性を兼ね備えた製品とすることで、国産材の全体的な価値を高め、持続可能な森林経営や木材生産を行う地域の活性化、日本の里山の豊かな自然の保護に貢献するだけでなく、住宅会社・エンドユーザーの皆様にも、より幅広いインテリアスタイルの可能性を提供いたします。
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