~挽き板フローリング「LiveNatural Premium」を皮切りに順次〈抗ウイルス仕様〉へ切替え~
朝日ウッドテック株式会社(大阪市中央区南本町4-5-10 海堀哲也社長)は、このたび、自社フローリングに無機系の抗ウイルス剤を配合した新塗装を施すことで、(一社)抗菌製品技術協議会(以下SIAA)による抗ウイルスSIAAマークを、天然木フローリング、また、複合フローリングとして日本で初めて取得しました。当社は、2020年10月「LiveNatural Premium」シリーズ を皮切りに、その他床材商品についても順次〈抗ウイルス仕様〉に切り替える予定です。空気中を漂ったウイルスは最終的に床に落ちてきます。抗ウイルス性能を持ったフローリングによって住まいの床を衛生的に保つことで、より安心・安全な生活空間と暮らしの実現に貢献してまいります。
当社の床材全製品は、1995年より抗菌仕様となっていますが、近年のウイルス性疾患の流行を受けて、2016年に抗ウイルス性能の研究開発に着手しました。世の中には抗ウイルス性能を謳う製品は多くありますが、目に見えない抗ウイルス性能をお客様に信用して頂くためには、社会的にオーソライズされた認証マークの表示が必要であると考えており、また、そういった認証マークの表示は住宅会社をはじめ多くのユーザーからも要請されていました。
SIAAは、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及を目的とした公益性を持つ業界団体であり、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、そのルールに適合した製品について、消費者に対する「安心と安全のシンボル」としてのSIAAマークの表示を認めています。また、各性能が継続的に維持されるために、品質管理責任者の設置が義務付けられています。
今回開発した抗ウイルスフローリングは、SIAAが定める 「特定ウイルス※が24時間後に99%以上減少すること」という基準に対して、「ウイルスA(エンベロープあり)、ウイルスB(エンベロープなし)で99%以上減少」というどちらのウイルスに対しても高いレベルで合格することができました。
また、配合している無機系抗ウイルス剤は、安全性で十分な実績があるとともに、光を必要とせず、空気の動きが止まりウイルスが床に溜まる夜間、暗所でも十分な効果を発揮します。
今後、「LiveNatural Premium」以外の床材製品についても、抗ウイルス仕様へ切り替え、抗ウイルス・抗菌仕様の建材の更なる普及を推進するとともに、衛生的な床を通じた、健康で安心・安全な暮らしの実現に貢献してまいります。
※薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の関係上、特定のウイルス名を表記することができません。
※SIAAマークは、ISO21702法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
●抗ウイルス加工は、病気や治療や予防を目的とするものではありません。
●SIAAの安全性基準に適合しています。
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