当社のライブナチュラルプレミアムをご採用頂いた経緯を教えて下さい。「上質」「洗練」というインテリアイメージに合致し、且つ今回は床暖房対応のフローリングであることが条件。実は他のメーカーにイメージが合うフローリングがあったのですが、板厚や床暖房対応という条件をクリアできませんでした。様々なメーカーのフローリングを比較検討して辿り着いたのがLive Natural Premiumシリーズの「アッシュ」と「オークN-45°」そして「ECRU」。アッシュは優しい色と力強い木目が印象的、オークは綺麗な木目ですがアッシュより木地は黄色味があり、節の多いものだと素材感が際立ってナチュラルな印象になりがちです。最終的に採用した「ECRU」を選んだ理由は、MOMENTシリーズ特有のチョークドスクラッチ加工によって木目に入り込んだ顔料がオークの黄色味をうまく抑えていて、その落ち着いた生成り色はまさに今回の空間に求めるオフニュートラルカラーだったことと、明るいのに奥行きのある落ち着いた表情がイメージにぴったりだったからです。最後に一言、お願いします。打合せではお客様から「どれが良いですか?」というご質問を受けることがあります。ライフスタイルやインテリアは百人百様で、そこに住まう方が居心地が良いと感じる空間がその人にとっての「良い」だと思いますので、まずはどのようなインテリアにしたいのか、何を居心地良く感じられるのかを伺うことから始めます。今回はお客様のご要望が明確であったため、コンセプトの設定はスムーズでした。マンションリフォームには制約が多く、苦労することもありましたが、床だけを替えて居心地の良い空間になった今回のリフォームでは、空間における床材の効果をあらためて実感しました。モダンなインテリア雑貨、趣のある骨董品が目を惹くダイニングルーム。ローズウッドを使ったヴィンテージ家具とのコントラストが美しい。北欧を代表するデザイナー、フィン・ユールの名作椅子「No.45」と。インテリアコーディネーター栗山 誠子住宅メーカーIC、モデルルームのプランニング及び設営、インテリア輸入販売、百貨店ICを経て、現在はフリーランスで活躍中。ジャンルを問わないインテリアスタイリングで幅広いニーズに応える。LiveNaturalPremium MOMENTECRUを採用頂いたリビングルーム。グレーカラーに自然と溶け込む生成り色の床材ECRU。上質な空間に、さりげなく配された北欧家具やコンテンポラリーアートが映えるスタイリッシュな北欧テイスト空間に。リフォーム前。重厚感があり格好良い空間だが、暗い印象だった。(取材・田中)16cue
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